「広蓋(ひろぶた)」とは、結納はもとより正式に先方様へお祝 いなどの贈り物をお渡しする時に使用する道具 で、差し上げる品ではありません。
無地の物もありますが、写真のように、中央に
家紋を入れておくのが正式な形です。
「ふくさ」とは、方形の絹布のことです。冠婚葬祭
の様々な場面で進物の上にかけたり物を包ん
だりするのに用いられますが、これも先方様に
差し上げる品ではありません。
正絹の生地を染めて作った品と、着物の帯の
様に綴れ織りで作った品がありますので好み
にあわせて選ぶと良いでしょう。
このふくさにも家紋を入れておくのが正式です。
結納に限らず、冠婚葬祭で活躍するものです
ので、ぜひ揃えておく事をお薦めします。
祝儀扇子とは、正式にご挨拶する時に必要となる品です。結納の場合、正式には結納式出席者全員が祝儀扇子を 持ちます。扇を広げた形が末広がりを意味し、幸せが末永く続くようにという願いが込められており、 扇子を敷居にみたて、先方様に対して一歩下がり謹んで申し上げるという意味もあります。
両面とも白色の扇子です。
お父様と男性本人が使用
する扇子です。
裏表がそれぞれ金色と銀色
になっています。
お母様が使用します。
裏表がそれぞれ金色と銀色
になっており、紅白のまき絵と
紅白の房が付いているのが
特徴で女性本人が使用します。
お線香は、結納時に結納品と一緒に持参し、お仏壇に手を
あわせてご挨拶するときにお供えするものです。
お相手のご先祖様に敬意を表して持参するものですから、
結納の際には必ず用意したほうが良いでしょう。
お線香にも様々な種類があり、一番大きな違いは香りで
すが、箱や水引にも違いがでてきます。
何事も無い場合は通常程度のものを持参すると良いの
ですが、お相手のご両親に亡くなられている方がいる場合
や、ご先祖様を大変大事に考えていらっしゃる家の場合は
上級品のお線香を選ぶようにしましょう。
毛せんは結納品の下に敷く赤いフェルト布の事で、結納の際の必需品です。ぜひご用意下さい。
床の間に直に置いた時と比べ、毛せんを敷いた方では結納品の見栄えが違っているのが一目瞭然
でわかると思います。床の間が傷つくのを防ぐ意味合いもありますが、やはり見栄えの面でせっかく
お飾りする結納品ですからより美しく飾りたいものですね。
本来は女性側が用意して床の間に敷き、男性側の到着を待ったものですが、最近では男性側が結納
品と一緒に用意して持参するようになっています。
風呂敷は結納を入れた箱を包み、持ち運ぶときに使用します。
相手のご自宅にお持ちするとき、服装は正装で外箱はむき出しでは滑稽
に見えてしまいます。
大判の風呂敷をお持ちでしたらそれで代用してもよいでしょう。
女性宅に結納店から直送する場合は無くても良いのですが風呂敷で包ん
でから送る方が尚丁寧です。会場で結納式を行う場合はお届けは会場へ
直送でも、終了後には女性側が結納品を自宅まで持ち帰りますからやはり
風呂敷は必要になります。
風呂敷には家紋を入れる事もできます。家紋を入れないときにはすべて
「寿」の字が入ります。
結納を受ける女性側は、おめでたい掛軸を床の
間に飾って男性側をお待ちするものです。
掛軸を用意する事で、結納式の雰囲気がグッと
よくなることでしょう。
また、男性側においても、その家の慶び事です
から、同じくおめでたい掛軸を掛け、祝います。
結納式での掛軸は、鶴亀や高砂といったおめで
たい図柄のものを選びます。
高砂は婚礼事のイメージが強く、鶴亀はお正月
に飾るイメージが強いようですが、いずれにせよ
結婚するなら家庭に1本持っていても良いもの
だと思います。
掛軸も様々なサイズがありますので、床の間の
広さによって適切なサイズを選びましょう。
掛軸は現物を見て選びたいのですが、可能ですか?
掛軸は美術品でもありますので、ご自分の目で確かめて購入したいという方もおら
れる事と思います。岡山市の実店舗までお越し頂ければ、現物をご覧いただけます。
在庫は常時300本となっています。(おめでたい掛軸だけで100本以上!)
掛軸を取扱って20数年になる店長の目利きで仕入れたクオリティに自信ある掛軸
のみ販売しておりますので、安心してご購入いただけます。
結納屋さん.com