結納に限らず、お客様をお通しする場合は、上座にあたる席をすすめるのが常識です。
部屋の中で、入り口に遠い側が上座、近い側が下座になります。床の間が左右どちらにあって
も、上座と下座の位置は入り口との位置関係で判断してください(図A)。入り口の位置によ
って上座と下座の判断がつかない場合は、床の間がある側が上座になります(図B)。
結納式のときに座る位置には、本やお店によって様々な見解があります。しかし女性側は会食
の準備などで部屋を出入りすることが多くなりますので、床の間がある側だからといって入り
口に近い席をすすめては、あとあと落ち着かない雰囲気を先方に与えてしまうでしょう。
上座・下座、つまり男性側と女性側の座る位置にかかわらず、結納品は床の間の前(又は床の
間)に、同時交換の結納返しは畳の上に飾るようにしてください。 |