結納返しとは、いただいた結納に対してお礼と共にこちらこそ
よろしくという意味を込めて、現金や記念品をお返しする
儀式のことです。
地域によって『返しのし』とか、『土産のし』ともいいます。
最近の傾向では結納式の日に同時交換で結納返しも済ませてしまう方が多くいらっしゃいますが、
地域により結納返しの形式が決まっていたり、関西の一部などでは 結納返しの風習自体が
全くないところもあります。
結納返しの様々な形
■関西式の結納返し
西日本で一般的な結納返しのセットです。
袴料と酒料・肴料もお包みします。
■関東式の結納返し
東日本で一般的な結納返しのセットです。
先方の結納品と同等程度の品を。赤色の
紙でする場合もあります。
■略式の結納返し
熨斗・末広・袴料の3点もしくは5点(酒料・
肴料追加)。手渡しタイプやコンパクトなも
のが多いセットです。
■記念品のみの結納返し
時計やカフスボタンなど記念品のみをお
返しの品にする場合このようなセットを用
意します(目録や金子包みの追加可能)。
結納返しを用意するときに気をつけなければいけないのは、『お相手の結納品よりも豪華に
ならないように』ということ。
結納返しは一般的に、結納品と同等かそれよりも控えめな品でなくてはいけません。かといって、
あまりに差があってもいけませんので、特に同時交換を予定している場合は、先方様と打ち合わせ
の時にどの程度の結納品を用意するのかを聞いておきましょう。
「こちらも簡単にしますから、結納返しも簡単でよろしいですよ」と言われてそのつもりで略式の結納
返しを用意していたら、相手は正式な結納品を用意していた……なんてことになっては大変です。
また、「結納返しをしなければいけない」という決まりはあり
ませんから、結納返しをしない選択もあります。
しかし、一般的にお祝いをいただいたとき、礼儀としてお
祝い返しをしますね。それと似たような意味で「結納返し」と
いう風習があるわけですから、結納返しをしないしきたりが
ある地域以外では、お礼の気持ちを形に表すという意味でも
結納返しはされた方がよいと思います。
彼の家から結納返しはしなくていいと言われたのですが…。
やはり頂いたらお返しするのが礼儀だと思います。気持ちの問題ですので、
必要ないと言われた場合でも簡単なものをご用意されたらどうでしょうか。
地域によっては結納返しをしない風習のところもありますから、そういう地域
なのかどうかも確認しておきましょう。
結納返しに関しては様々なケースがありますので、わからない場合は当店に
お問い合わせ下さい。
相手には言えない本音
お返しはした方がいいですか?
いただいた結納品は、いつまで飾るの?
結納品は、結婚式が終わるまで、ずっと女性のお宅にお飾りいただきます。
期間が長期にわたり支障が出る場合は、一旦おしまいいただき、
挙式の一月程前からもう一度お飾りします。
挙式後、結納品をリメイクして飾りませんか?
結納屋さん.com