九州地方の結納の特徴には、結納品の中にお茶を加えていることがあげられます。この慣習のため、九州では結納のことを「お茶」といい、結納が納められると「お茶が入った」といいます。 お茶は、美しい箱に入った二本が一対となって新婦側に収められ、新婦側からのお返しは一本です。また、結納の前に男性側が、酒一升と鯛一尾を納め一生一代添い遂げることを誓うしきたりがあります。
◆ 九州の標準的な結納品の例
目録というのは結納品の内容を書き示したものです。 結納の品々が箇条書きにしてあり、それに日付や名前、「右之通幾久敷芽出度御受納被下度候也」という言葉を添えて、「これこれの品を確かにお納めいたしました」という意味合いの書状となります。 目録は結納を贈るときに必ず用意されてきた品物です。 結納の記念として末永く残る物ですから、形だけ略式で、と結納を考えられている方でも目録だけはご用意されたほうがよろしいでしょう。 九州では、お名前は「家同士」でお書きする事が一般的とされています。 受書とは、大まかにいって受領証のようなもの、と言えば分かり易いでしょうか。 婚約の印として受け取った結納品の品目を書き記したものです。「御茂久録之通幾久敷芽出度受納仕候也」という言葉を添えます。 本来は結納を贈られる方が目録をご用意するのに対して、いただく側が受書を結納式のその場で筆書きするというものでした。 ですが近年では筆をとって当日書かれる方も少なくなりました。 事前に結納品の内容がわからないなどの理由で、新郎側が用意する事が増えています。その場合は新婦側は内容を確認の上、捺印して新郎側にお返しすることになります。受書の宛名は目録に合わせた内容となります。
結納の歴史・語源とは?
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