目録というのは結納品の内容を書き示したものです。
結納の品々が箇条書きにしてあり、それに日付や名前、「幾久敷(いくひさしく)めでたくお納めください」という言葉を添えまして、「これこれの品を確かにお納めいたしました」という意味合いの書状となります。
指輪や結婚記念品を結納品に加えて贈られる場合も目録に書き加えます。
また、指輪を贈るのにに品物が間に合わないという場合、目録に品目を書き記しておいて、現物は後日という方法をとることもできます。これはお相手に対して失礼にはあたりません。
(※品目の数は五点・七点などの奇数が良いとされています。点数が偶数になる場合は、酒料と肴料を酒肴料の一点にまとめるなどして奇数に調節することがあります)
目録は結納を贈るときに必ず用意されるものです。
結納の記念として末永く残しておくものですから、形だけ略式でと結納を考えられている方でも、目録だけはなるべく用意されたほうがよろしいでしょう。
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