結納とは、そんな口約束だけの「結婚の約束」を公にするために行う、伝統的なスタイルの儀式
になります。
結婚の約束をした証として、両家の間で金品を取り交わし、婚約を確かなものにします。
(花嫁さんをお金で買うなんて言うのは大きな見当違いといえます)
また、男性側にとっては、大切な娘を嫁に出す女性側の親に対し、誠意の気持ちを表す場にもなります。
二人にとりましては、気持ちの上で大きな節目になり、また責任や覚悟を新たにする大事な式となります。
また、両親につきましては、考え方や、生活習慣の違う両家がこの結納を通して歩み寄り、二人の婚儀をスムースに運ぶ潤滑油にもなり、今後の親戚付き合いをするうえで、お互いが尊重し合いながらお付き合いができることでしょう。
そして、当然のことながら、結納の儀式は心のこもったものでなければなりませんが、心に思っているだけでは先様には伝わりませんので、やはり、形に表わして、相手に伝わりやすくし、心と形の両面があいまってこそはじめて結納の意義が生きてくるといえるでしょう。
少し堅くなりますが、ぜひ「結納の歴史と語源」も参考までにご覧ください。結納に対する見方が変わると思います。
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