特に注意が必要なのは同時交換の場合
最近の結納では、結納と同時に結納返しも済ませてしまう、「同時交換」というスタイルが主流になってきています。
本来、結納が済んでからしばらくして結納返しを行っていましたが、最近では時間的な余裕がなかったり、遠距離だったりと色々な事情があり、同時交換が行われているのだと思います。
結納返しでは、頂いた結納金の1割程度(関東では半返し)をお包みしますが、同時交換の場合は、相手からいただく結納金の額が分からないと、結納返しが用意できないのです。
そこで両家で結納の打ち合わせの段階で、男性側から「いくら位でお包みします」と女性側に教えて差し上げてください。それをもとに女性側は結納返しの準備を行います。
結納品を決めるにあたっても、結納返しの品は関東では結納の品と同等のもの、関西では少し控えめな品を選ぶ必要がありますので、どういった
結納品を用意されるのかも確認しておくとよいでしょう。
結納屋さんでは、結納と結納返しの品をセットでご購入いただく(
同時交換)お客様が 大変多くなっております。
デザインを揃えることもできますし、結納の品に合った結納返しをオリジナルでコーディネイトすることも可能です。
打ち合せで結納式をスムーズに
地域別の結納のしきたりについては、前ページでの解説が一般的なものとなっています。
また、細かい地方特有のしきたりは結納屋さんなど専門店で把握しておりますので、聞いて頂ければ
良いのですが、田舎の方になるとかなりローカルでその土地特有のしきたりというものがある場合
があります。相手方の家に一度確認なさっておくと良いでしょう。
お相手側も良く分からないという場合は、専門店にお任せくだされば失礼のない品をご用意させて
いただくことができます。困ったときはご相談ください。
●ポイント
両家の親密度などによって気軽に話し合える事とそうでないことがあると思います。
費用負担についてのページに一般的に何の費用をどちらが負担するかを記載しておりますので、基本的にはそれを参考になさって決めるのが良いでしょう。
結納Q&A
Q.打ち合わせの時、相手の女性側から「結納は簡単でいいですから」と言われたのですが。
A.「簡単でいい」というのをそのままの意味で受けて良い場合と、真の意味が込められている場合が あると思います。本当は正式にしてほしいけど、ストレートに言えず遠慮している事が あるからです。また、「簡単」という言葉も人それぞれで、また地域によっても価値基準 が違いますので、本当に簡単にしたら相手を悪い気にさせてしまった・・・という事もあるでしょう。
結納は気持ちを表す品ですから、略式でするとしてもオプションを付けるなどして、
ワンランクアップするくらいが良いかもしれません。
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本音特集 |
希望を言ってもいいのかしら・・・。女性側の悩み
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Q.遠距離で打ち合わせもなかなかできないのですが。
A.遠距離であればあるほど、顔を合わせての打ち合わせというのは難しいことでしょう。
遠距離の場合は結納も同時交換をされる方が多いですので、電話なりメールなりで確認すべきことはしておいたほうが、式のときに困らずに済みます。
婚約されるご本人同士が連絡役を務めるのが良いでしょう。