家族書と親族書は結婚する二人の家族と親族をそれぞれ紹介する意味で、奉書にしたため両家で交換するものです。
家族書と親族書の両方をお渡しする必要がなければ、家族書だけをお渡しされてもかまいません。
当家にはこれこれこういった者がおります。これからの親戚付き合い、どうぞ宜しくお願い致します。
という意味を込めてお渡しします。
家族書 ・ 親族書見本
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■家族書
家族書には、一般的に本人から2親等までを書きます。 |
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■親族書
親族書には、一般的に家族書に記載以外の本人から3親等までを書きます。
祖父母は2親等ですが、別居の場合は親族書に記載します。 |
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当店の家族書 ・ 親族書は奉書(和紙)を水引で綴じた3枚綴りになっています。書き方について
は色々とありますが、当店では上の写真の様にお書きしています。
家族書も親族書も3つ折りにして、それぞれ上包みに入れ、結納品とは別の盆にのせて飾ります。
■結納屋さんの家族書・親族書はすべて毛筆でひとつひとつ手書きでお作りしています。 |
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結納式での家族書・親族書の渡し方 |
●ポイント
家族書・親族書は、結納式当日にお渡ししても良いのですが、しきり
(決め酒・くぎ茶などとも言います。
結納前に親同士が顔見せを行い結納について打ち合わせを行う)
時にお渡しする事もあります。
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Q.家族書や親族書は交換したほうがいいのですか?
A.最近は本人同士に重きをおいた結婚が多くなっていますが、結婚後は両家の間に親戚関係が生まれるのですから、この結納式の機会に家族 ・ 親族の紹介をされるのが良いと思います。
結婚式では親戚の方も多数出席されることでしょう。予備知識としてどういった方がいらっしゃるのか、確認できるという意味でも良いでしょう。
Q.お見合いのときに「釣書」をお渡ししてあるときは?
A.お見合いなど、事前に「釣書」を交わしている場合は、結納時の家族書 ・ 親族書は省略されても良いでしょう。
Q.本人の兄弟が結婚している場合には、家族書・親族書どちらに入れるのですか?
A.どこまでが家族か、ということにつきましては色々と解釈もございますが、当店の書き方としては、結婚している兄弟も家族書の中にお書きしています。