結納式が終わってから日を改め、女性側が男性宅を訪問して結納返しを行います。
後日持参には、結納返しだけをする場合と、荷送りの時一緒に済ませてしまう場合の、2つの方法があります。
■関西式では正式な方法です
関西式(関東式の一部地域)では、結納を頂戴して後日、あるいは挙式の2~3週間前に行う荷入れ日に結納返しをするのが正式です。
結納とは逆に、女性側が結納返しを男性宅へ持参します。男性側は床の間におめでたい掛軸を飾り、女性側を迎えます。結納返し後にはお昼の席などを用意して男性側が女性側をもてなすことになります。
■結納返しの品は女性側が飾り付ける
結納返しの品は、女性側が床の間の前に緑の毛せんを敷いてその上に飾り付けをします。
慣れないことで手間取る事もあるかも知れませんので、準備が整う間、男性側は席をはずしておく気配りがあるとよいと思います。
準備が整ったら一同が席につき、以下のシナリオを参考に式を進めてください。席次は結納式とは逆で、もてなす男性側が下座、女性側が上座に座ります。
Q.受書はいつ渡せばいいですか?
A.受書がある場合は、男性側が結納返しを受け取ったあと続けてお渡しします。
Q.シナリオの通りに読めば大丈夫ですね?
A.どのシナリオが正解というわけではありませんので、ごく一般的に押さえておきたいポイントをふまえたものを公開しています。シナリオの通りでは味気ないと思えば、ご自分なりのお気持ちを添えた言葉を加えてもよいですし、要はお互いがお相手に対して礼の気持ちをもって口上を述べられれば、それが一番なのではないでしょうか。