まずは彼女のご両親に正式な挨拶を。
「お嬢さんを僕に下さい!」なんて場面、ドラマで見た事ありますよね?
でも実際は彼女のご両親に結婚の承諾をいただきに行くのですから、
いくら緊張しているといっても、それではあまりに唐突すぎるというものです。
まずは手土産を持参して世間話などから始め、場の雰囲気がやわらいだところで、あらたまってご挨拶をするようにしましょう。
「今日は、○○さんのお父様とお母様にお願いがあり参りました。・・・○○さんと結婚させて下さい」
という言い方が良いでしょう。
●ポイント1
服装は男性ならスーツ、女性もスーツかワンピースなどといったカジュアルになりすぎない格好がベストです。
●ポイント2
相手のご両親を「お父さん、お母さん」と呼ぶのはまだやめておきましょう。
「○○さんのお父さん」などと相手の名前をつけて呼ぶのが自然です。
●ポイント3
ご両親の前では相手の名前に「さん」をつけて呼びましょう。
呼び捨てにしたり、ニックネームで呼び合ったり、イチャイチャしないように気をつけましょう。
彼女の両親への挨拶が終わったら、今度は男性が自分の両親に彼女を紹介します。
結婚の意志を改めて両親に伝えましょう。
男性側の両親から女性側のご両親に顔合わせのお願いをします。
まったくの他人同士が、親戚付き合いを始めるのですから、 結納の前に、お互いの両親を紹介し、両家の結婚に対する賛成の意思を確認しましょう。
結納の時にご両親が初顔合わせという場合もまれにありますが、あまり好ましいことではありません。時間と手間を惜しまず、お相手のご家族に敬意をあらわす事が大切です。
場所は、どちらかの自宅か 個室のあるレストラン等を利用するのがよいでしょう。最近では、結婚する2人が会場の準備をし、双方の親を招待する形の顔合わせも増えてきています。
どちらかの自宅の場合、お茶程度で終わることもあります。食事をする場合、費用は男性が負担することが多いですが、両家折半とする場合もあります。
直接顔を合わすことで互いの漠然とした不安や心配も、解消することができます。この時に両家で結納の形式やしきたり等の調整をしておくと、後の準備から結納式まで 気持ちよく進める事が、できるでしょう。
●ポイント1
打ち解けすぎて和気あいあい、お酒で乾杯!
などしてしまい、両家とも酔っ払って 大事な事が何一つ決められずに終わって
しまった!
などということがないように、会食は節度を守って行いましょう。
|
|
|
|
よくある失敗例 |
つい遠慮してしまった
|
|
●ポイント2
結納を行うことは男性側から提案します。
ある程度のお話が進めば、次は婚約です。
『結納はいつごろにしましょうか?』とお伺いをたてましょう。
詳しい日時は後日調整をします。
『結納はどうしますか?』と聞かれれば、女性側は『簡単でいいですから・・・』とか『結構です』と答えざるを得ません。
男性側はご自分のできる範囲で誠意を示すことが大切です。
女性側も頂く結納の品にあれこれ言うことなく、品物の奥にある男性の『まごころ』をありがたく頂きましょう。
|
|
|
|
男性側には言えない本音 |
「結構です」と言ったけど・・・。
|
|
|
|
|
|
女性側には言えない本音 |
「簡単でいいです」と言われたけど……。
|
|
●ポイント3
結納については主に男性側の主導で決めます。
結納の日取りは双方で相談して決めますが、どんな結納式にするか、どんな結納品を贈るか、当日の服装など、結納についての大まかな段取りは男性側がリードして決めましょう。
(ただし、結納の会場については、女性側が決めます)
結納Q&A
Q.結婚のあいさつに伺うとき、手土産は持っていったほうがいいの?
A.それは当然!お持ちしたほうが良いでしょう。相手にご両親の好物などを聞いて、それを用意するか、出身地の名物お菓子など気の利いた物をお持ちしましよう。金額の目安は3,000円~5,000円くらい。
相手宅の近所で買うのは間に合わせに買ってきたようで失礼ですから、事前にしっかりと用意しておきましょう。
Q.彼の家にあいさつに行った時、台所を手伝うのは失礼?
A.彼のお母様がお茶やお菓子の用意をしているのに、知らん顔で座っているのも気が
引けることでしょう。
そんな時は彼のお母様がお茶の用意や片付け等で席を立った時に
「何かお手伝いできる事はありませんか?」と控えめに声をかけてみましょう。
間違っても了解も無いのに後を追って台所まで立ち入らない様にしたいものですね。
Q.初顔合わせのとき、外で会食でも手土産は必要?
A.できれば用意したほうが丁寧な印象を与えることでしょう。
金額は2,000円~3,000円を目安にあまりかさばらない物を。
「切って」食べる物
は避けるようにしましょう。