結納品をいただいて受書を渡したあと、引き続き結納
返しの口上を述べます。
仲人がいる場合、いない場合がありますから以下のシナ
リオを参考にして式を進めてください。
口上については女性宅でも会場でする場合も同じです。
■同時交換で気を付けるべきこと
同時交換の場合はどんなものを頂くのかわからない状態で先にお返しを用意しなければなりません。グレード、ボリューム、袴料の金額、酒肴料の有無など、ミスマッチを起こさないためにも、事前に両家で話し合い、どのような結納、また結納返しを行うのかを決めておくことが同時交換をスムーズに行う秘訣です。
しかし、なかなかそれができない場合には、目録・袴料・酒肴料などが一通り揃ったセットを選び、袴料は品物で用意しておくと結納金が不明でも困りません。酒肴料についてはお気持ち程度の金額を用意しておくのが無難でしょう。
様々なケースがありますから、お困りの際は当店へご質問下さい。
■結納返しの品は最初から結納品の隣に飾っておく
結納返しの品は、結納品をいただいてから飾り付けるのではなく、最初から飾り付けておきます。
女性宅で行う場合は、飾り付けておいて男性側をお迎えしてください。会場を利用する場合は、一緒に飾り付けを行います。
飾り付ける側は、自分たちが座る側と同じです。
Q.結納返しの受書はいつ渡せばいいですか?
A.受書がある場合は、男性側が結納返しを受け取ったあと続けてお渡しします。
Q.シナリオの通りに読めば大丈夫ですね?
A.どのシナリオが正解というわけではありませんので、ごく一般的に押さえておきたいポイントをふまえたものを公開しています。シナリオの通りでは味気ないと思えば、ご自分なりのお気持ちを添えた言葉を加えてもよいですし、要はお互いがお相手に対して礼の気持ちをもって口上を述べられれば、それが一番なのではないでしょうか。